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細胞株認証

Cell ID System

近年、ヒト培養細胞株でクロスコンタミネーションが多発していることが問題になっており、実験室で取り扱われている細胞株の認証は今後、研究成果の信頼性を高める上で必要不可欠な要素になることが予想されます。

STR*分析による遺伝子型解析法は、現在最も簡便に細胞株認証が行える手法として注目されています。世界各国の細胞バンクで利用され、世界標準となったPowerPlex® Systemに加えてD21S11ローカスが加わった細胞株認証が発売されました。

*STR (short tandem repeat) 分析は、特定の短いDNA配列の繰り返し数が個人ごとに異なるという多型性を利用した分析方法で、個人識別や細胞の識別同定に利用されている。


細胞認証試験によるリスク管理
の必要性について解説!

受託検査

JCRB細胞バンク(ヒト細胞認証受託サービス)
 STR分析データ + 細胞認証書を提供
 



検査試薬


試薬名 ローカス数 ローカス内容 適合頻度 キット 受託サービス 備考
GenePrint® 10 System 10 TH01, TPOX, vWA,
Amelogenin,CSF1PO, D16S539, D7S820,D13S317, D5S818, D21S11

<1/2.92×109

× D21S11ローカスが追加され、従来のPowerPlex® よりも識別能力が向上。新しいホットスタート酵素とバッファーによりダイレクトPCRが可能となり、阻害剤耐性も有します。
PowerPlex® 16 System 16 Penta E, D18S51, D3S1358, FGA,D8S1179, Penta D, D21S11, D16S539, D7S820, D13S317, D5S818, CSF1PO, TPOX, TH01, vWA,
Amelogenin

<1/1.42×1018

iPS細胞の研究にも使用される。



参考資料

細胞認証の必要性

培養細胞の『クロスコンタミネーション』及び『ミスアイデンティフィケーション』に関する警告!(JCRB):
・培養細胞で頻発するクロスコンタミネーションへの警戒.実験医学 vol.26, No.4, 561-567 (2008).

細胞株の遺伝子型情報

ATCC Data base:
NIH Stem Cell information:

細胞株の同定法

・STR分析によるヒト培養細胞の迅速同定法.実験医学 vol.26, No.9, 1395-1403 (2008).