

抗体医薬や核酸医薬の研究開発は、いま世界中で加速度的に進化しています。その中で、日本発のバイオロジクス研究には、まだ大きな可能性が秘められています。鍵を握るのは、分子のふるまいを“光”で可視化するルシフェラーゼ技術。高感度・高精度なレポーター系は、先端の基礎研究から革新的な創薬プロセス までシームレスに活用できる技術として注目を集めています。本セミナーでは、この技術が 切り拓く新たな創薬の可能性を、先進的な 事例とともに紹介します。次のフェーズへ─その一歩を、ともに踏み出しましょう。


- 定 員
- 会場参加 40名
オンライン参加 160名
- お申し込み
- 下記ボタンからお申し込みください
- 会 場
- 日本橋ライフサイエンスハブ LSH-D会議室
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-5-5
室町ちばぎん三井ビルディング8階(COREDO室町3)
講演プログラム
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14:00 | 開 会(受付開始 13:30) |
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14:05〜15:05 セミナー① |
抗体医薬およびワクチン開発のための生物発光ツールボックス Senior Research Scientist, Promega Corporation, U.S.A Jamison Grailer |
15:05〜15:20 | 休 憩 |
15:20〜15:50 セミナー② |
Designable LNPの設計および製造工程における 蛍光・発光技術の活用 株式会社東芝 総合研究所 マテリアルズ&フロンティア研究センター(兼) Nextビジネス開発部 イノベーションラボラトリー シニアフェロー 菅野 美津子 氏 |
15:50〜16:20 セミナー③ |
霊長類モデルを用いた感染症研究 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 霊長類医科学研究センター 主任研究員 浦野 恵美子 氏 |
16:20〜16:40 セミナー④ |
研究を加速する新たなパートナーシップ ― アカデミックアクセスプログラムとは プロメガ株式会社 営業推進部 部長 酒井 厚 |
16:40 | 閉 会 |
16:45〜18:00 | 技術相談会&交流会 |
アブストラクト
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セミナー① | ||
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演 者 | Jamison Grailer | Senior Research Scientist, Promega Corporation, U.S.A |
タイトル | 抗体医薬およびワクチン開発のための生物発光ツールボックス | |
アブストラクト | 治療用モノクローナル抗体(mAb)とワクチンはどちらも免疫の働きを活用して効果を発揮します。本発表では、mAbとワクチン開発の両方に役立つアッセイツールを紹介します。前半では、ADCCやADCPなどFcエフェクター機能の評価に有効なアッセイ法を解説し、再現性やスループットに優れる “解凍後すぐ使えるレポーター細胞”やホモジニアスな発光ベースの結合アッセイなどを取り上げます。後半では、ワクチン接種や自然感染後の血清中ADCC活性を評価する細胞ベースアッセイや、変異株に対する中和活性を簡便・安全に比較できるHiBiT-PsVLP法を紹介し、応用可能性を示します。 |
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セミナー② | ||
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演 者 | 浦野 恵美子 | 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 霊長類医科学研究センター 主任研究員 |
タイトル | 霊長類モデルを用いた感染症研究 | |
アブストラクト | 新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、多くの人がどこか他人事のように感じていた感染症の脅威が,今回のパンデミックでは誰もが当事者となり、感染症に対する認識や創薬開発への関心が世界的に高まりました。感染病態の解明やワクチン・治療薬等の開発においては、適切な動物モデルを用いた検証が不可欠であり、ヒトへの高い外挿性が期待される霊長類モデルが最適であると考えらます。そこで、霊長類カニクイザルを用いたウイルス感染症研究に関して、感染モデルの確立から創薬研究も含めて紹介いたします。 |
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セミナー③ | ||
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演 者 | 菅野 美津子 | 株式会社東芝 総合研究所 マテリアルズ&フロンティア研究センター (兼)Nextビジネス開発部 イノベーションラボラトリー シニアフェロー 菅野 美津子 |
タイトル | Designable LNPの設計および製造工程における蛍光・発光技術の活用 | |
アブストラクト | 近年、LNP(Lipid nano particle:脂質ナノ粒子)は、再生医療や遺伝子治療の分野で核酸を細胞へ送達するツールとして注目されています。LNPの課題は、目的の組織や細胞に効率よく、且つ選択的に送達することが困難なことであり、目的の細胞に対応した分子を結合させるなど多くの試みが報告されています。東芝は、特定の分子を使用することなく、目的の細胞に対して最適な脂質組成をAI技術の活用によって設計し、指向的な送達を実現するDesignable LNP技術を開発しています。 ここではNanoLucルシフェラーゼを活用したDesignable LNPの設計プロセスや、同LNPの発光イメージングへの応用例についてご紹介します。 |
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セミナー④ | ||
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演 者 | 酒井 厚 | プロメガ株式会社 営業推進部 部長 |
タイトル | 研究を加速する新たなパートナーシップ ― アカデミックアクセスプログラムとは | |
アブストラクト | プロメガのアカデミックアクセスプログラム(AAP) は、次世代医薬品の研究開発を行っているアカデミア研究者のための特別な支援制度です。ルシフェラーゼ技術を応用した最先端のReporter BioassayやCRISPRノックイン細胞株を、研究段階から特別価格で利用できます。また、プロメガの研究開発チームと直接対話する機会もあり、開発中の最新技術にいち早くアクセスすることが可能です。本セミナーでは、あなたの研究を次のステージに導くAAPの特長や活用事例についてご紹介します。 |