第48回日本分子生物学会年会
12/3(水)- 12/5(金)@パシフィコ横浜
バイオテクノロジーセミナー
基礎から応用まで、NanoLuc® 技術が初めての方にも◎
タンパク質ダイナミクスを解き明かす NanoLuc® の ”見つけるチカラ”
稲川 悠紀
(プロメガ株式会社 テクニカルサービス部)
| プログラムNo. | 1BT-03 |
|---|---|
| 発表日時 | 12月3日(水)13:00〜13:50 |
| 会 場 | 第3会場(302) |
講演内容
分子量が小さく非常に明るい NanoLuc® ルシフェラーゼが発表されてから10年以上が経ち、多くのアプリケーションが開発されました。低発現のプロモーターでも検出可能なレポーターアッセイ、分子間相互作用を研究するためのNanoBRET® やNanoLuc® Binary Technology (NanoBiT)、 免疫測定系を革新するLumit® と、NanoLuc® は細胞内の遺伝子応答とタンパク質ダイナミクスを生理学的に妥当なレベルで研究するための基盤となっています。本セミナー前半では、NanoLuc® 技術を体系的に俯瞰し、それぞれの特徴と利点を整理します。続いて、創薬分野で注目されるGPCR研究への応用事例を取り上げ、受容体シグナル伝達解析やスクリーニングへの具体的な活用法をご紹介します。最後に、NanoLuc® 技術を活用した新しい挑戦的な研究を後押しする、アカデミアやベンチャーの皆様向けの支援プログラムをご案内します。NanoLuc® 技術の可能性と、未来の研究を支えるサポート体制に是非ご注目ください。
ナイトカフェセミナー
Promega Dynamic Connection
| プログラムNo. | 1NS-01 |
|---|---|
| 発表日時 | 12月3日(水) 19:15〜20:15 |
| 会 場 | ナイトカフェセミナー会場 (パシフィコ横浜 展示会場内) |
「Promega Dynamic Connection」は、プロメガ製品をご活用いただいている研究者の皆さまの交流を促進し、学術的なつながりを深めることを目的としています。プロメガのユーザー会ですが、ユーザーでなくてもOK!なのでお気軽にご参加ください。
参加無料で
軽食あり、
お土産付き。
【講演予定】
2025論文著者講演:HaloTagを利用したオートファジー(タンパク質分解)定量法の開発
日本医科大学 先端医学研究所 遺伝子制御学部門
山本 林 先生
特別講演:HaloTagのin vivo応用 〜コラーゲンイメージングマウス〜
理化学研究所 バイオリソース研究センター 遺伝子材料開発室
三輪 佳宏 先生
特別講演2:基盤モデルが開拓する超複雑血管化組織の創出
東京科学大学 総合研究院 ヒト生物学研究ユニット
佐伯 憲和 先生
ヒト多能性幹細胞に由来する臓器様構造物「オルガノイド」は、様々な複雑な組織構造や細胞間相互作用を立体空間中で再現し、ヒト生体の生理学・解剖学的側面をシミュレート可能な「多細胞基盤モデル」を提供する。特に近年、臓器種に特異的な血管系を軸にした組織構造の再構築によって、要素ごとに精緻な細胞構成・構造・機能の実装に成功した(Nat Biomed Eng. 2025)。しかし、真に生体システムを模倣(エミュレート)するには、多様な細胞ヒエラルキー(血液-血管-上皮-間質)や、それらを媒介する循環系を含む動的な細胞外環境の導入が依然として課題である。この課題解決に向けて、細胞多様性を満たす誘導条件の探索には、大規模シングルセルトランスクリプトームデータを学習した「AI基盤モデル」を活用し、血管内での動的細胞外環境の付与には「灌流培養基盤モデル」を適用することで、幹細胞を起点とした生体システム模倣の拡張を試みている。本講演では、臓器特異的血管化オルガノイド技術の最新成果と共に、超複雑組織の創出を目指した基盤モデル技術による開拓的アプローチについて紹介する。
展示ブース内ミニセミナー
5~10分ほどのセミナーを毎日実施します(申し込み不要、無料)。ご質問も担当者が随時受け付けます。タイムテーブルは展示ブースにてご確認ください。
演題(予定)
- 細胞生存性・毒性のリアルタイム測定
- “愛され続けて20年” 安心と実績のMaxwell® 自動核酸精製
- “わずか11アミノ酸の発光タグ” HiBiT
- “脱ELISA、洗浄不要の発光イムノアッセイ” Lumit®
- 百聞は一見に如かず!NanoLuc発光で広がるイメージングの世界
- 手のひらサイズでここまでできる!超小型ルミノメーター『MyGlo』
ガラポン抽選会
クラブ会員特典!現地でアンケート回答後、素敵なノベルティが当たるガラポン抽選会にご参加可能、ハズレなし!