pGEM®-T Vector Systems ・ pGEM®-T Easy Vector Systems

コンピテントセルはどのように扱うのが適切ですか?

コンピテントセルの高い形質転換効率を維持するために以下の点に注意してください。

  1. 凍結/融解を繰り返さないでください。効率は融解するごとに低下します。形質転換を行った場合、残りのコンピテントセルは再凍結せずに廃棄してください。
  2. 氷上で融解し、融解後はすぐに使ってください。
  3. コンピテントセルは崩壊しやすいので、ボルテックスにより形質転換効率は著しく低下します。ピペッティングで穏やかに混ぜ、形質転換の前にDNAを加えてください。
  4. ある種のチューブではヒートショックが不充分になり、50%までの効率の低下が起こることがあります。このような場合には、滅菌した17×100(mm)のポリプロピレンチューブを使うことを薦めます。
  5. ヒートショックの後に加える培地をLB培地の代りにSOC培地(1)にすると、より多くのコロニーが得られます。

参考文献:
1.Sambrook, J., Fritsch, E.F. and Maniatis, T. (1989) Molecular Cloning: A Laboratory Manual, Cold Spring Harbor Laboratory, Cold Spring Harbor, NY.

(PN68-Q&A)

よく見られている質問

インターネットでのお問い合わせ

下記フォームよりお問い合わせください。

お問い合わせはこちらから

お電話でのお問い合わせ

製品詳細・学術的なお問い合わせ専用ダイヤル(受付時間:平日9:00~17:00)

TEL 03-3669-7980