RNasin® Ribonuclease Inhibitor

プロメガではネイティブと組み換えのRNasin® Ribonuclease Inhibitorを提供しています。それらの違いは何ですか。どちらを購入したらよいのでしょうか。

RNasin® Ribonuclease Inhibitorには、ヒト胎盤から精製されたタンパク質と大腸菌で生成された組み換えタンパク質があります。両者とも、RNase A、RNase B、RNase Cを含むRNase活性を同等に阻害します。組み換えRNasin® Ribonuclease Inhibitorは、より高純度で提供されます。組み換えRNasin® Ribonuclease Inhibitorは、ヒト組織でなく大腸菌抽出液から精製されているので、ヒトDNAをまったく含みません。これは、哺乳類のサンプルからRNAをテンプレートにしたDNA増幅反応、例えばRT-PCRにRNasin® Ribonuclease Inhibitorを使う場合に重要になります。この反応では、組み換えRNasin® Ribonuclease Inhibitorをお奨めします。しかし、大腸菌のRNAをRT-PCRする場合は、大腸菌由来のゲノムDNAまたはプラスミドDNAの混入がない、ネイティブのRNasin® Ribonuclease Inhibitorを使うことをお奨めします。他の実験、例えばTNT in vitro転写/翻訳システムの反応や、RiboMAX™ Systemを使ったin vitroにおける転写産物の大量生成、またRiboprobe® Systemを使ったin vitroラベルのRNA転写産物の生成では、ネイティブのRNasin® Ribonuclease Inhibitorも効果的に使用できます。熱や酸化により安定になった組み替えタンパク質、RNAsin® Plus Ribonuclease Inhibitor (N2611, N2615) がより長期の保存にご利用いただけます。

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