P450-Glo™ Assay System

生細胞(肝細胞など)のCYP450の活性は測定できますか?

肝細胞などを用いたセルベースアッセイでCYP450の活性を測定することもできます。ただし、細胞レベルでCYP450の活性を測定する目的で、 HepG2 Cells(ヒト肝臓由来の細胞株)などの株化された培養細胞を使用した場合、CYP450が低レベルもしくは全く発現していないため、測定できない可能性があります。弊社で確認しているサンプルは、ヒトおよびラットのPrimary Culture Cells(初代培養細胞)です。

生細胞にP450-Glo™ Luciferin Substrateを添加すると、P450-Glo™ Luciferin Substrateは細胞膜を透過し、細胞内に浸入します。細胞内にあるP450-Glo™ Luciferin Substrateは、細胞内に存在するCYP450によりLuciferinに変換され、細胞外へ放出されます。従って、CYP450反応後の培養上清液には Luciferinが多く存在することになります。

培養細胞での測定方法はNonlytic AssayとLytic Assayの2種類があります。弊社では細胞数の補正ができるNonlytic Assayをお薦めします。

培養細胞から測定する場合、50,000~100,000cells をお薦めします。(ただし用いる細胞の表現型(phenotype)によって異なります。)

詳細は製品マニュアル(TB325)をご参照ください。

図3 セルベースP450-Glo™アッセイ模式図

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