CellTiter 96® AQueous One(MTS)

MTS法とMTT法は原理的にどのように異なりますか?

MTT試薬とMTS試薬のメカニズムについても、細胞内での挙動が若干異なります。
MTS試薬は直接、細胞内には入らず、電子キャリアー(PESまたはPMS)が細胞内へ入り込み、還元されることにより、細胞外へ出て、培地内にあるMTS試薬をホルマザンに還元します。
一方、MTT試薬は直接細胞内に入り、還元される性質を示します。ホルマザンの大部分は細胞内にとどまりますが、一部は細胞表面に出てきます。またごく少量ですが培地中にも放出されます。Solubilization/Stop Solutionを添加すると、細胞内外すべてのホルマザンが可溶化されます。
感度の面では、MTS法が優れています(図2参照)。

図2. CellTiter 96® AQ One (MTS法)と
CellTiter 96® Non-Radioactive Cell proliferation Assay (MTT法)
の 比較

さまざまな細胞数のperipheral blood mononuclear cells (PBMC)に対して、CellTiter 96® AQ One (MTS法)またはCellTiter 96® Non-Radioactive Cell proliferation Assay (MTT法)を加え、4時間インキュベーション後にそれぞれの吸光値を測定した。

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