CytoTox 96® (発色検出)

標的細胞から自然に放出されるLDHの値を少なくするための注意点はありますか?

LDHは細胞膜が損傷していないことや細胞が生存していることを確認するための優れたマーカーであり、トリパンブルー染色よりも高い感度を示します。ターゲット細胞からどれだけの量のLDHが自然に放出されているかは、アッセイ前の諸条件によるため、予備実験によって確認してください。ターゲット細胞がアッセイ前に過増殖(1.5×106 cells/ml以上)してしまうと、細胞膜の透過性が増してLDHが漏れやすくなります。他にもLDHの漏洩の原因となる操作として、高速(250×g以上)での遠心、培地交換や細胞洗浄の際の急激な温度の変化、細胞を再懸濁する時の過剰なピペッティングが挙げられます。

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