DeadEnd™System

それぞれのアッセイを使うとき、どのようなコントロール実験を行えばいいですか。

それぞれのアポトーシス検出システムについて陽性コントロールと陰性コントロールの両方を実施することを薦めます。これらのコントロールには、アッセイ中の成分に対する陽性および陰性コントロールや、生物学的な陽性コントロールが含まれます。固定した細胞や組織切片をDeadEnd™ Fluorometric TUNEL SystemまたはDeadEnd™ Colorimetric TUNEL Systemを使って染色する前にDNase Iで処理すると、TdT(Terminal Deoxynucleotidyl Transferase)によってエンドラベルされる多くの断片を生じるので、ラベリングの陽性コントロールとして適しています。ラベリングの反応液中にTdTが加えられていない、陰性コントロールも実施する必要があります。これらのコントロールにより、Fluorescein-dUTPまたはビオチン化したヌクレオチドの非特異的な結合の測定ができます。

またDeadEnd™ Fluorometric TUNEL System、DeadEnd™ Colorimetric TUNEL SystemおよびCaspACE™ Assay Systemでは、生物学的な陽性コントロールを使うことを薦めます。アポトーシスが起こっていることが報告されている生物学的システムには、camptothecinやanisomycinによるHL-60細胞の処理(1-5)、PC12細胞におけるNGFの欠乏(6)、マウスの胸腺の白血球におけるグルココルチコイドにより誘導されるアポトーシス(7,8)、あるいはFas受容体またはTNF受容体を持つ細胞のそれぞれのリガンドによる活性化(9)などがあります。

参考文献
  1. Del Bino, G. et al. (1991) Exp. Cell Res. 195, 485.
  2. Li, X. et al. (1995) Cytometry 20, 172.
  3. Gorczyca, W. et al. (1993) Cancer Res. 53, 3186.
  4. Darzynkiewicz, Z. et al. (1992) Cytometry 13, 795.
  5. Polverino, A.J. and Patterson, S.D. (1997) J. Biol. Chem. 272, 7013.
  6. Batistatou, A. and Greene, L.A. (1991) J. Cell Biol. 115, 461.
  7. Gavrieli, Y. et al. (1992) J. Cell Biol. 119, 493.
  8. Cohen, J.J. and Duke, R.C. (1984) J. Immunol. 132, 38.
  9. Tewari, M. and Dixit, V.M. (1995) J. Biol. Chem. 270, 3255.

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