CellTiter 96® AQueous One(MTS)

最適な結果を得るために検討するべき項目を挙げてください。

1) 細胞数

測定する細胞種に応じて細胞数を最適化する必要があります。最適な細胞数は目的の細胞を1,000個~106個の範囲でウエルに添加し、CellTiter® 96 AQ Oneにより得られた吸光値により決定します。バックグラウンド(細胞を含まない培地のみの吸光度)に対して少なくとも2倍の吸光度が得られる細胞数を最低限度とし、これ以上の細胞数でアッセイすることを推奨します。

2) インキュベーション時間

CellTiter® 96 AQ One では、CO2インキュベーターで1~4時間のインキュベーションを推奨します。4時間以上インキュベーションを行うと、細胞の死滅、培地の酸化、MTS試薬の劣化などにより吸光値が低下することがあるため推奨いたしません。

3) 培地

培地のpH、酸化剤および還元剤の存在、血清の濃度およびタイプ、フェノールレッドなどがバックグラウンドとなる吸光値のレベルを上昇させます。一般的には4時間のインキュベーションにより、0.2~0.4の吸光値を示します。培地のみを含むウエルから得られる吸光度をバックグラウンドとして、実験値として得られた吸光値から引いて、補正を行います。

4) 添加物

細胞に刺激を与えるために加えられた添加物に490nm付近の吸収がある場合、CellTiter® 96 AQ Oneを添加する前に、培地を交換してください。または、570nmの吸光値を測定するMTT法のCellTiter® 96 Non-RI Proliferation Assay (カタログ番号 G4000)をご検討ください。

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