GloSensor™ cAMP Assay

GloSensor™ cAMP Assayはどのようなアッセイですか?

GloSensor™ cAMPP Assayは、GloSensor™ cAMPバイオセンサーを細胞に発現させ、生細胞内cAMPレベルの変動を測定する新しいアッセイです。GloSensor™ cAMPバイオセンサーは、ホタルルシフェラーゼの内部にcAMP結合ドメインを挿入した改変型ルシフェラーゼであり、cAMP結合ドメインにcAMPが結合すると構造が変化してルシフェリンと反応し、発光量が増加します (図1参照)。

図1 GloSensor™ cAMPP バイオセンサー

この発光量の変化は可逆的であり、図2のように時間経過またはアンタゴニスト処理などによるcAMP濃度の低下に伴って速やかに発光値が減少します。詳しくは参考文献(1)をご覧ください。

図2 可逆的なcAMP変化の検出

GloSensor™ cAMPバイオセンサーをHEK293細胞に一過性に発現させ、37℃で10 µM Isoproterenol (ISO)、または10 µM Forskolin (FSK)で内在性β2アドレナリン受容体を刺激した。「MOD」サンプルは10 µM Isoproterenol刺激後さらに10 µM Propranolol (PRO)、10 µM FSKで連続して刺激した(n=3)。

参考文献:1. Fan, F. et al. (2008) ACS Chem. Biol. 3, 346-51.

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